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犬の診療をする獣医師

スタッフ紹介

Staff Introduction

スタッフ紹介

Staff

院長 上島信之

経歴

日立市出身

1989年 茨城高等学校 卒業

1995年 麻布大学獣医学部獣医学科 卒業、獣医師免許取得

1995年 浦安動物病院 勤務

1999年 かみしま動物病院 開院

2009年4月~

2014年3月 麻布大学附属動物病院 腎泌尿器科専科研修獣医師

2023年4月~日本獣医腎泌尿器学会認定医

​所属学会

日本獣医師会

茨城県獣医師会

日本小動物獣医師会

獣医麻酔外科学会

日本獣医腎泌尿器学会

日本獣医がん学会

猫

獣医師・うさぎの診療室室長:上島昌子

麻布大学獣医学部獣医学科卒
所属学会:日本獣医エキゾチック動物学会、動物臨床医学会、日本獣医循環器学会

心の癒し:水曜どうでしょうと安住紳一郎の日曜天国

主にうさぎの診療を担当しております。
うさぎさんと飼い主様が楽しく健やかな日々を送れるよう、心を込めて診療にあたっています。
通院がうさぎさんの負担にならないよう、体調や状況を見極めたうえでのご来院をお願いいたします。

うさぎ
猫と犬

スタッフ

愛玩動物看護師:1

動物診療助手:1名

飼い主様に『ここに来てよかった』と思っていただける対応を心がけています。
日々のケアなどでご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

症例報告・執筆

Case Reports and Publications

上島信之

犬の症例報告

●鼠径ヘルニア修復に総鞘膜を使用したミニチュアダックスフンドの1症例 (獣医麻酔外科学雑誌 第42巻)

●尿道前立腺部異物による排尿困難の犬の1症例 (獣医麻酔外科学雑誌 第42巻)

●尿道の蛇行により排尿困難を呈した雌犬の2症例 (獣医麻酔外科学雑誌 第44巻) ​

上記三編は、麻布大学附属動物病院腎泌尿器科に専科研修医として所属していた時の短報(症例報告)です。指導医の渡邊先生の執刀症例を報告しました。 

「尿道の蛇行」の論文は、平成25年度獣医麻酔外科学雑誌優秀論文賞を受賞しました。

上島昌子

卒論:ウサギのIL-2産生能に関する研究 測定法の検討と正常値の設定

うさぎの免疫に関する基礎研究です。うさぎのインターロイキン2の産生能について測定法を検討し、正常値を設定しました。

●ウサギの血液生化学検査の正常参考値検討(中部日本小動物獣医学会 1998)

勤務医時代の報告です。少量の血液で測定可能な機器(Vetscan)が登場し、一般飼育うさぎ110頭の協力を得て正常値を調べました。大学の恩師・小林好作教授にご指導いただきました。実験動物うさぎを対象とした研究との比較では、血糖値がやや高め(Glu115‐214mg/dl)の傾向がみられました。

●イエウサギのメラノーマの1症例(エキゾチックペット研究会 2000)

共同研究で、勤務医時代の院長が口頭発表しました。耳にできた黒い腫瘤が拡大し、最終的には肺と肝臓に転移、病理検査でメラノーマと診断されました。症例を経験した1999年時点では、うさぎのメラノーマはほとんど報告例がありませんでした。

●兎の稀な悪性腫瘍である腎芽腫の1症例(獣医麻酔外科学雑誌 2003)

血尿を主訴に来院したうさぎの腎臓に腫瘤を認め、摘出手術後の病理検査で腎芽腫と診断されました。うさぎの腎芽腫は当時ほとんど報告例がなく、治療について相談をしていたうさぎ診療の第一人者の先生より、貴重な症例として報告を勧められ投稿しました。

●ウサギの膿瘍に対する治療法 一考(エキゾチックペット研究会 2007)

摘出困難な部位にできた膿瘍の治療法について、オーナー様とともに模索した結果をまとめました。開放療法や水酸化カルシウムペーストを用いた治療例を報告しました。

執筆:ウサギの膿瘍治療(VEC 2007)
エキゾチックペット研究会で報告した内容をまとめ、執筆しました。

●ウサギの胸腔内腫瘤の10例(エキゾチックペット研究会・準アワード受賞 2010)

重度の心疾患をもつうさぎを診察したことをきっかけに、健診時に胸部の聴診を重視するようになり、胸腺腫など胸腔内腫瘤を早期に発見できるようになりました。当時は診断法や治療法が確立されておらず、胸腔内腫瘤の種類別に特徴や内科治療についてまとめ、発表しました。

執筆:ウサギの縦隔腫瘤10例(JSEPM 2010)
エキゾチックペット研究会で報告した内容をまとめ、執筆しました。
執筆:
見落としてはいけないウサギの腫瘍 ウサギの胸腺腫(エキゾチック診療 2011)
エキゾチックペット研究会で報告した内容をもとに、主にうさぎの胸腺腫の診断法、治療法を当院の2011年の知見としてまとめ、執筆しました。

●低血糖を呈したウサギの1症例(エキゾチックペット研究会・学会アワード受賞 2013 )

食餌をとっているにもかかわらず低血糖(Glu31~53 mg/dl)を示したうさぎの症例です。膵臓の腫瘍であるインスリノーマを疑い、内科治療を試みました。外部検査機関の協力により、うさぎのインスリン正常参考値の設定も行いました。

執筆:低血糖のウサギの1症例(JSEPM 2013)
エキゾチックペット研究会で報告した内容をまとめ、執筆しました。

●てんかん様発作を呈した特発性心筋症のウサギの一例(日本獣医エキゾチック動物学会 2025)

2020年、てんかん様発作を主訴に来院したうさぎにおいて、徐脈(85bpm)と第2度房室ブロックが認められ、心原性発作(心疾患が原因の発作)が疑われました。新型コロナ禍を経て通常開催になった学会で報告しました。

当院では、日々の診療の中で「まだ十分に情報が蓄積されていない」と感じた症例について、症例報告という形で学会発表や論文執筆を行ってきました。特にうさぎの診療は、年々進化しています。現在の「スタンダードな治療」が必ずしも「最善の治療」とは限らないこともあります。そのため、常に国内外の最新の知見を取り入れ、必要に応じて専門の先生方に相談しながら診療にあたっています。

症例報告は、特別な症例を紹介するだけでなく、同じような病気に苦しむうさぎさんたちの命が少しでも救われるように、情報を共有することを目的としています。掲載している報告は、過去に学会で発表したり、学術誌に掲載されたものです。臨床の現場で直面した実際の症例を通じて、皆様の大切なご家族の治療の一助となれば幸いです。

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